平成16年9月議会も終わり、公明党提案の意見書案が議会運営委員会ででまとまり、本会議で 議決され、国へ提出されます。
人身売買禁止のための法制化を求める意見書
売春や強制労働等による搾取の目的で外国人女性や子どもを勧誘、送り出し、受け入れを行う「人身売買(人身取引)」の対策のおくれに我が国への国際的な批判が高まっている。
昨年7月には国連女性差別撤廃委員会から「人身売買に対する包括的戦略の必要性、加害者の処罰強化」が勧告されるなど、我が国は国際社会から人身売買の主要受入国として見られている。
しかし、我が国の現行刑法には人身売買そのものを禁止する規定がなく、「国外移送目的略取罪」などで、日本から海外に人を売る行為を処罰することはできても、国外から人を買う行為は処罰できないのが現状である。
入管法、職業安定法、売春防止法、児童福祉法、児童買春・ポルノ処罰法の規定で取り締まることができるケースもあるが、法の不備は否定できない。
よって、国においては、人身売買ブローカーや暴力団の不当利益の犠牲になっている被害者の現状をかんがみ、人身売買の禁止、被害者の人権救・保護・支援を明らかにした、下記の施策を含めた法制化を早期に実現するよう強く要望する。
記
- 人身売買は被害者の人権を著しく侵害する行為であり、重大犯罪である。 よって、加害者への厳罰を法に明記すること。
- 被害者の救済・保護・援助についても、必要な法整備を行うこと。
- 人身売買の実態についての調査研究を早急に進め、学校教育や社会教育、メデイア等を通じての人権教育・啓発・情報提供等を積極的に行い、被害の予防を図ること。
- 諸外国と連携を強化し、人身売買防止を推進すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成16年9月30日 |